こんにちは、霧島市のManipulative NAGATAです。
今回のテーマは、「ぎっくり腰」です。
ぎっくり腰も色々な原因があり、関係していてる筋肉や靭帯などの組織もその人によって違いがあったりします。
今回は、お腹の筋肉と太ももの内側の筋肉が硬くなって発生するぎっくり腰について話していきます
身体全体には、いくつもの繋がりがある。
最近話題となっている「筋膜」。この筋膜は全身に張り巡らされていて全身を包むような構造となています。 筋肉と包む膜ですが、神経や血管も包んでいてこれもかなり重要です。
今回取り上げた、「お腹」と「太もも」の筋肉が下の画像です。
お腹の筋肉・筋膜が、腹直筋、外腹斜筋です。
太ももの筋肉・筋膜が、長内転筋です。
これは骨盤を挟んで上下を繋いでいますが、このときに交差しながら繋がりを持ちます。 右の腹筋たちは左の太ももと繋がり、左の腹筋たちは右の太ももと繋がります。
前かがみになる原因が腰の痛みを生み出す
太ももにある長内転筋が硬くなると骨盤が前に倒れます。
股関節が曲がって、上手く伸びなくなります。
腹筋たちが硬くなると前に曲がって、背骨も後ろの丸くなります。猫背のような姿勢になりやすくなります。
前屈みの姿勢が出来上がってしまいます。
少しずつ自然と無意識のうちに前屈みになりますから、大半の人がそのことに気づくことができません
基本的に前に煽れないように働く筋肉は、身体の後ろの筋肉です。
脊柱起立筋、広背筋、臀筋、腰方形筋…これらは背中や腰の筋肉です。
実はぎっくり腰は急に発生するものではない、日々の疲労だ!!
「急に腰が痛くなった!なんで!?」
よく言われます。
岩や車を持ち上げようとしたり、何か鈍器のようなもので腰を殴られたり、交通事故に遭わない限り急に痛くなることはありません。
日々の生活の中で小さな疲れが溜まり、排除されないので疲労の蓄積が爆発してしまいます。
500mlのペットボトルを何時間も持っていたら、腕に激痛が走ります。
何時間も前かがみでいると腰も「もう無理!」って悲鳴あげますよ。
腰を揉んでも改善しないのは、姿勢が悪いから
ということは、前かがみを改善しない限り腰は疲れが溜まる一方なのです。
今回取り上げたケースのように、前かがみ姿勢を作っている原因が腹筋だったり、太ももの筋肉であれば、お腹や太ももをほぐさないと腰痛は改善しないことになります。
複雑な構造の身体は、本当に多くの組織でできていますから、原因と考えられるモノは1つではないのです。
皆さんのお腹は硬くありませんか?表面の脂肪ではなく深い部分の筋肉ですよ。股割りはどれぐらいできますか?相撲取りほどできる必要はありませんが、全然股が開けないのは問題があります。
さあ、今からでもストレッチはじめませんか。
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