こんにちは、Manipulative NAGATA です。
今回のテーマは、「膝の痛み」と「軟骨の擦り減り」 。
立った時や歩いたときに膝が痛くなって、整形外科などを受診すると変形性膝関節症と言われ、膝関節の変形や軟骨の擦り減りが原因とされることが多いと思います。
TVでも軟骨の擦り減りを改善??してくれるサプリメントなどのCM、ここ数年よーくみかけます。
さて、軟骨が擦り減ると本当に膝が痛くなるのでしょうか?
「 軟骨には痛みを感じる神経がないのに…。 」
軟骨はコラーゲンで出来ているので、それらを摂取して軟骨の栄養を補う?
摂取したコラーゲンは本当に膝の軟骨に行くとは限らないのに…。
アメリカの研究では、尿として排出されたという報告があるのに…。
いまの医学では、擦り減った軟骨は戻らないとされているのに…。
膝には、骨、軟骨、靭帯、筋肉・腱、筋膜、半月板、皮膚など本当に多くの組織があるのに、軟骨や関節(骨)だけが原因とされることが本当に正しいでしょうか。
もし、ほとんどの軟骨がなくなって骨同士がぶつかることで痛みが出ているとしたら、いくかの条件が考えられます。
・膝を深く曲げられない、その時にカチッと完全に動きが止まる
(骨による制限でなければ、動きが止まったところからさらに少しだけ曲げることができます。)
・骨膜があればめちゃくちゃ痛い
・軟骨部分では骨膜がないので痛みがない
日本人では、O脚が多いので、膝の内側への変形や内側の軟骨の擦り減りがほとんどです。
患者さんの体のことを目に見えないものに頼って話を進めることは出来ないので、レントゲンやCTといった画像診断が中心となることは仕方ありません。
だた、実際に患者さんの身体を触って、曲げて伸ばして、体重をかけて、歩いてもらって、身体の動きや声を聴くことが本当に重要だと思うのです。
膝の内側で非常に痛みを出しやすい組織があります。
「 膝蓋下脂肪体 」 です!
これには痛みの神経がたくさんあったり、痛い動きと連動する点が多くみとめられます。
これについては、別の記事で解説します。
とは言っても、軟骨を保つことは非常に重要です。
そこでこんな運動はいかがでしょうか。
~ 軟骨の擦り減りを予防する足ブラブラ運動 ~
①床に足がつかないように腰掛ける
(高さのある椅子やベッド。両手で膝裏を抱えて持ち上げてもOK!)
②力を抜いて振り子のようにブラブラさせる
③50回ぐらいしたい
④特に朝起きて歩く前。長く座っていて歩く前。
これだけです。
コラーゲンはプルプルしていますが、水分を失うとノリのようにべったりとしています。
軟骨はコラーゲンです。関節が動くことで軟骨コラーゲンに水分が行きわたります。
長く動いていない関節の軟骨コラーゲンは乾いたスポンジのようにカッピカピです!
そんな状態でいきなり体重をかけて歩いてしまうと…。
乾いたスポンジを擦り合わせたように…。削れてしまいそうです。
足ブラブラ運動は、そんな乾いた軟骨(スポンジ)に水分を与えてくれるでしょう。
水分豊富な潤った軟骨で歩いて下さい。
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